(フォルヒのカスタムギター part 1 の記事は こちらをクリック)
(フォルヒのカスタムギター part 2 の記事は こちらをクリック)
(フォルヒを3本弾き比べた記事は こちらをクリック)
(フォルヒ最高峰?OM25 AGCTの記事は こちらをクリック)
アコースティックギター好きの方であれば すでにフォルヒという名前をご存知かもしれません。
フォルヒの総代理店の講師として毎週出入りしていますと、いろんなフォルヒを試させていただけます。。
いままでに、日本に入荷する物では、ほぼすべてのフォルヒのモデルを弾かせていただく事ができました。
フォルヒの魅力の一番は コストパフォーマンスの高さだと思います。
つまり、簡単に言うと 同じ値段のギターよりも1クラス良い音がする という事です。
逆に言えば このクラスの音のギターがひとまわり安く買えるという事です。
もちろん、、
音の善し悪しは 好みもありますから 単純にははかりかねます。
それにギターには 音色以外にも デザインや 操作性 強度 等々も関係しますので、ギターに何を求めるかによって 価値観も変わってきますよね。。
それでも やはり シンプルに フォルヒギターはいい音がします。
しっかり調整された状態での 音圧 音量 リバーブ感 等 他メーカーの高級なモデルと比べてもそれなりに良い勝負ができる
と思います。
このギターが 4、50万でも納得ですが これが2、30万で買えるっていうのに 意義があるんですね。。
多くの皆さんも試奏されて同じように感じられて 10年ほど前は日本ではほぼ無名メーカでしたが、いまでは 大手楽器店にも数本並ぶほど人気がでました。
(ちなみに余談ですが、 いろいろギターを試奏したりされて 様々なギターの音に関して多くの方が ご自身なりのご感想を持っておられると思います。
たとえば 「martin が最高峰だ」 とか ぎゃくに 「martin は高いだけで日本の気候ではだめだ」「やはり国産が一番だからYAMAHAだ」 等々です。
ご自身の感覚ですし、価値観は様々で 何も問題ないと思います。
ただ 私も数多くの楽器店やギターの展示会などで 無限のメーカを弾きあさりましたが、残念な事にけっこう多くの店で ギター本体の調整がよくない状態のものがあります。
というか、多いのですね。。
サドルの底辺がストレートでなかったり ネックが起きていたり。。
ちゃんと調整した状態で 様々なメーカーを弾き比べられると良いのですが。。
試奏したギターがたまたまばっちり調整されてた(もしくは 全然調整されていなかった)為に そのまま それが先ほどのような様々な印象につながっていたら 残念ではあります。。
余談の余談ですが 調整に関しては 新岡ギター教室 もしくは アンフィニーがおすすめです。どちらも なかなか予約が取れませんが。
ドルフィンの照屋さんの調整も個人的にはすごいと思います
一般に良いと言われているギターでも なんか安物のギターと変わらない気がしておられる方、。まだ弾き込まないとならないんだと思っておられる方。
でも高いし これがいい音なんだ と自分をごまかしておられる方。。
一度その辺の楽器店ではなく プロの調整をしてもらってみてください。
だれでも はっきり分かるくらい凄まじく良い音になります。ほんとにほんとですよ。)
私自身様々なギターを弾いてきました
国内& 海外の名だたる手工家 や いわゆる王道メーカー(lowden taylor larrivee martin etc)などなどです。。
それらメーカと比較してもやはり フォルヒはなかなかよいギターですよ。
(追記 このブログを見てフォルヒをオーダしました! という嬉しいお声をたくさんいただきます。
うれしいですね。 もしこれからスタジオエムでオーダされるときはぜひ このページを見たとお伝えくだされば嬉しいです。)
このブログでは 様々なフォルヒを紹介していますが、大まかにフォルヒのラインナップを見てみましょう。
シリーズ
まずフォルヒには大まかに二つのシリーズがあります。
・ミレニアムシリーズ と ・ビンテージシリーズ の二つです。
ミレニアムは比較的モダンな設計のラインで 見た目も現代風です。
ビンテージシリーズは その名のとおりビンテージマーチンのような設計&見た目です。
ミレニアムシリーズは 20 から 25 の数字がつく 6つのシリーズがあります。
ビンテージシリーズは 30 から 35 のやはり6つのシリーズがあります。
(本国のサイトのシリーズ紹介のページです。こちらをクリック 英語ですが、見た目などがよくわかります。)
基本 中核となるのは23シリーズです。
世界的にみても ほとんどのフォルヒユーザーは23を使用しています。
数字が下がるにつれて比較的リーズナブル、あがるにつれて高級ラインです。
ちなみに、日本にはいってくるフォルヒの8割以上は23シリーズですね。
ちなみに 日本のカタログに載ってないシリーズもオーダできるんですよ。
24シリーズなどはけっこう人気みたいですね。
ボディーサイズ
フォルヒには大まかに4つのボディーサイズがあります。
G OM S D の4つです。
(レアなモデルでOO サイズ、RSサイズもありますが、中核はこの4つですね。)
圧倒的に人気があるのはG(グランドオーディトリアムです。)
このサイズです。
(モバイルの方はクリックするとより高解像度になります)
OMより大きく D より小さい いわば良いとこ取りのギターですね。
スモールジャンボなどと呼ばれるサイズです。
テイラーだと14シリーズ ラリビーだとL マーチンだとGPCPA と言ったサイズです。
ちなみにこのギターはG23 AGCT というギターです。
Gサイズ 23シーリズ です。
AG は材料を表します。頭文字ですね。
Aはトップの材料 アディロンダックスプルース
G はサイドバックの材料、マダガスカルローズウッドです。
(マダガスカルローズウッドをMではなくGと表すのは、Mはマホガニーの頭文字としてすでに使われているからです。 マダガ のGですね)
サイドのマダガスカルローズウッドはきれいな木目ですよ。
マダガスカルローズウッドは見た目も音もすばらしい材料です。
CT はカッタウェイがあるギターにつく型番です。カッタウェイの頭文字ですね。
別のサイズも見てみましょう。
OM (オーケストラモデル)だとこれより小さくなります。
先ほどのGより くびれていますね。厚みも薄いです。
スモールボディーです。
このギターはOM25 ABCT というギターです。
OM サイズ 25シリーズ
A アディロンダックスプルース B ブラックウッド
CT カッタウェイです。
ちなみに25シリーズは最上位ラインです。
なので先ほどの23にくらべて 装飾が豪華ですね。
OM は高音がきれいなギターですね。でもフォルヒのOM は低音もしっかりでますよ。
D はドレッドです。
ドレッドノートは低音がでるギターですね。箱なりもすごいです。
このギターはD25 SR です。
Dサイズの 25ライン S シトカスプルース R インドローズ です。
CT がついてないので カッタウェイもありませんね。
最後はS です。 スーパージャンボです。
フォルヒで一番大きなモデルですね。迫力の音圧です。
このギターはS25 LCCT です。
Sサイズ 25シリーズ L アルパインスプルース C ココボロ
CT カッタウェイです。
バックのココボロはすごくきれいな木目ですよ。
すごい!
さて、4本のサイズの違いが分かりましたでしょうか??
今、紹介した4本はすべてミレニアムシリーズです。
ちなみに、もう一つのシリーズビンテージシリーズだとこんな感じです。
マーチンのような外観です。真ん中のギターを見てましょう。
OM33 SR です。
ビンテージラインは塗装もビンテージ風です。
つや消しの質感がこれはこれで良いですね。
ヘッドの形もミレニアムシリーズとは違います。
これらすべて 実際に弾いてみると、やはりとっても音です。
しかも・シリーズ ・ボディーサイズ ・材 の違いで 驚くほど 個性が変わります。
演奏スタイルや好みによって いろんな選択ができますね。
(実際にどのように違うのか様々な フォルヒを試していき随時更新予定です。
すでに更新済みのページは このブログの一番最初のリンクをご覧ください。動画付きで詳しく説明しています)
さて、、
今まで 所有してきた たくさんのギターも確かにとても良い音でした。
でも furch はその音が何倍も安く手に入るのですね。。
(追記 2017 7月)
いつも、このページをご覧いただきありがとうございます。
たくさんのアコギ好きの方からご質問をいただいています。
とりわけフォルヒの詳しい仕様や、予算の中で自分のスタイルにあったモデルはどんなものか相談を受けることがよくあります。
スタジオの在庫の中から、状態の良い個体を選んでください みたいなのも意外に多いです。
そんな流れを経て、またスタジオMからの依頼も受け、私のこのページでも正式にフォルヒをご案内できることになりました。
(実際には購入したいモデルをご指定いただき、総代理店のスタジオMの在庫からわたしが選定いたします。もちろん写真などをお送りして選定していただくことも可能です)
しかも、その時々によって違いますが、結構いろんな特典をつけれます。プレゼントや調整、あるいはここに書けないこともできるかもしれません。。
フォルヒのご購入や、オーダーのご相談はいつでも受け付けています。
どんな小さな悩みでも遠慮なくどうぞ。もちろん今まで通り購入に関係ない質問も遠慮なくいつでも送ってください。
ここには書けない情報やデータも実はかなりストックしております。。
(このブログではカスタムモデルのレポートや超高級モデルの詳細レポートもあります。よければ一覧からご覧ください)
実際にフォルヒのチェコ人の社長に聞いたことなど裏情報もたくさんありますので。。
取り扱いですが、具体的には総代理店で在庫している完成品のフォルヒは全てこの教室経由でも購入できます。
スタジオMでいつも全てのモデルをネットに出しているわけではないので、その時に在庫しているモデルをご案内できます。
また、オーダーも受け付けていますよ。
どちらもこの教室だけの特典がありますので、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。ご質問、ご相談はこちらまで)
実際の音ですが、これからのページで動画つきでのせようと思っています。
また、youtubeには フォルヒの公式チャンネルがあります。
そこで様々なモデルの音が同じ条件で録音された音があります。
こんな感じです。
演奏自体はデモ演奏なのでそんなにかっこ良くはありませんが、同じ条件で同じデモ演奏が聴けるのは興味深いですね。
例えばこの2つの動画のように全く同じサイズサイドバックも同じインディアンローズで トップがスプルース とシダーの違いを聞き分けたりできます。
ほかにも ボディーサイズによってどう音が変わるか参考になると思います。
(ただ こういう録音されたものの場合 自分で音量を調節できますから実際の音量ははかりかねますよね。。
音量を大きくすれば鳴るギターだって錯覚したりします。。
試奏の経験値が上がってくると 動画だけでもかなり判断できるようになるとは思いますが、やはり実際に弾いてみるのがベストですね。。)
ちなみにひいてるひとは alex kabasser (アレックス ケイバッサー)という
オーストリアのギタリストです。
さっきのデモ演奏は単調ですが、実際はもっとかっこいい曲を書きます。
最近私はこの曲にはまっています。
弾いているのは フォルヒのバリトンギター(普通のギターより音が5度低い)です。
バリトンで音の重心が下がっていますが、やはりこのフォルヒも良い音がしています。
トップはシダーのようですね。
かっこ良すぎる。。
DADGADチューニングですね。バリトンで音が低くなっていますが。
ちなみに マニアの方ならご存知かもしれませんが、furch はアメリカでは stone bridge(ストーンブリッジ)というメーカとして売られています。
この動画は stonebridge の公式チャンネルです。
これはロゴが違うだけで ギターは全く同じ フォルヒです。
スプルースとローズウッドのモデルです。
なぜロゴが違うかというと 英語圏では FURCH をふぉるひ と読めないからです。
「フォーチ」と読んでしまうのですね。
こちらのstone bridge のチャンネルにも 動画がたくさんあります。
作りは全く同じ フォルヒですから こちらのチャンネルもぜひ参考にしてみてくださいね。
ちなみにもっとおすすめなのは「CANDY RAT 」というレーベルのYOUTUBE チャンネルです。
DON ROSS や ANDY MCKEE 等が所属している海外のギター中心のレーベルです。
このレーベルには stonebridge(furch) を使ってるギタリストがめちゃめちゃいます。
契約してるんでしょうか?? こちらのチャンネルも探してみるとフォルヒを使ってるプロの演奏が聴けますよ。。(おすすめの動画は 次の記事にアップしてあります)
ちなみに、
フォルヒ ストーンブリッジの各チャンネルには 工場の紹介ビデオもありました。
これです。フォルヒはこんな感じで作られているようです。
少数精鋭で作っているようですね。雑誌にはチェコの手工メーカーと呼ばれたりします。大量生産やファクトリーメイドという感じではないですね。。
昨年のサウンドメッセで その少数精鋭のトップ
フォルヒの工場長のピーターさんとお話しする機会がありました。
ひだりがピータさんです。言われなくても分かりますね。。
創業者のフォルヒさんの息子さんです。
長身でイケメンでした、チェコイケメン。まだ30代です。
チェコイケメンがもっているのは G23 AGCT です。
アディロンダックスプルースとマダガスカルのモデルですね。日本輸入10周年で作られた特別モデルです。
弾いてくださいと言われたので 弾いてみましたら 演奏をすごく褒めていただきました。
自分が使っているギターを作った人に 演奏を聴いてもらうのは 初めての経験でしたが何とも言えない幸せな気分でした。。
この記事でもいくらか演奏動画をのせましたが、
次の記事では もっと音楽的にかっこいい furch を使って演奏しているおすすめの動画を特集します。
(現在 在庫しているギターは こちらから)
(このページに対するご感想やアコースティックギターそのものやアコギ音楽等についてのご質問、ご相談等有れば こちらまで
忙しいと返信に時間がかかってしまいますが、誠実なご質問にたいしては私に分かる範囲の事であれば喜んでお答えいたします。
また、愛知県尾張地域周辺の方で ギターレッスンにご興味が有る方のレッスンも随時受け付けております。
私個人のレッスンは こちらのページ
江南市のスタジオエムでのレッスンは こちらのページ
をご参照ください。)
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