王道のマーチンサウンドを追求するメーカは数しれません。
無類のマーチンファンでもある私ですが、その中で本家を超えると感じるほど、
素晴らしいギターがあります。
それがこちらです。NGC (Nashville Guitar Company) です。
こちらはOM-42タイプ(2000年)
ブルーブラスの本場、ナッシュビルの製作家 マーティーランハムさん製作のギターです。
押尾コータローさんが使用されていたことでも一時期話題になりました。
本場ナッシュビルでは1930年台の本物のビンテージマーチンを使用するギタリストが多々おられます。
それでビンテージギターを扱うショップや、リペアマン、製作家も多いのです。
その中で特に有名なショップに グルーンギターズがあります。
グレーベンさんも在籍していたことで有名です。
このマーティーさんもグレーベンさんと同時期リペアをされていた方です。
こちらは以前在庫してた、グレーベンの押尾さんモデルです。
やはり本物の作りを熟知している方のギターはすごいです。グレーベンさんはマーチンよりさらに甘い音作りをされている傾向を感じます。
このNGCはマーチンを知り尽くした人が作った、でもさらにレスポンスやの次元が違うと感じるギターです。
私は最初マーティーさんのFacebookにアップされていたこの2本の動画を見て衝撃を受けました。
どちらもスマホ録音と思われますが、この音です。。
NGC OM (2001ごろのモデルのようです)
NGC OOO 12フレット
みなさまのご感想はいかがでしょうか。
動画でも、レスポンスもハーモニーも倍音も反応の細かさも全てが次元が違うように感じます。。
マーチンの本物のビンテージギターの良さは言うまでもありませんね。
こちらはOOO-45 の本物のビンテージです。
ギターがピアノよりもすごいと感じさせるモデルでした。
この時代のサウンドを目指してさまざまなビンテージコピーが作られています。
本家マーチンも1990年台後半からビンテージコピーシリーズを発表してきました。
NGCはマーチンを知り尽くした人が作る、さらに素材のグレードなどもあって、特にレスポンスが素晴らしいと感じるギターです。
こちらはNGC OM-42(2000)です。
40番台の装飾だけのギターはたくさんありますが、これは本当に40番台の音です。
この種の倍音を出せるブランドは私の知る限り、両手もないと思います。
グレーベンのごく一部のモデルにも含まれていますね。
やはり本物の設計を知っている人だけが、この音のレシピを知っているのだと思います。
そしてファクトリーでなかなか出せないのが、素材の質かもしれません。
特に大きな差を感じるのはネックのマホガニーのクオリティーです。
戦前のマーチンを思わせる、ネックの振動です。ネックを軽くタッピングするだけで、ギター全体が振動します。
音からしてホンジュラスか、キューバンマホガニーのように思います。
圧倒的な反応の速さは(レスポンス)はこのネックのグレードが大きいように感じます。
近年のマーチンでは100万越えのモデルでも、なかなかこのクラスのマホガニーは使えないのかもしれません。
トップはスプルース
バックは インディアンローズです。
シンプルな素材ですが、きっと本物のビンテージを持っておられる方以外は、これまで弾いたどの高級マーチンよりも感動されると思います。
こちらはNGC OM ローズ(2004年)です。
素晴らしいギターです。
こちらはD(1994)です。
ドレッドですが、ギターが歌っています。
弾き手の感情がダイレクトに伝わるような楽器です。
日本ではOMはかなり少ないようです。Dタイプは押尾さんの影響もあってか、幾らか中古を見ます。以前サウンドメッセにも出店されていました。
まちかどアコギ研究室
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