それでもやはり、しっかりと弾けばなかなかの音量がでます。
そうすると、夜にギターをおもいっきり弾くのは難しいですね。。大きな一軒家でなければ近所迷惑です。。
また家族にうるさいと言われることもあるでしょうか。。
以前 賃貸で家探しをした時に感じた事ですが、まず公然と「楽器OK」と唱っている集合住宅はあり得ません。
こんな時に、できるだけ小さい音でこっそりと弾いてしまう方も多いように思います。
でもこれはギターの上達という意味では、、実はあまりお勧めできないのです。。
もちろん繊細なタッチは身に付きますが、慣れてしまうとほとんどの方は大きな音で上手に弾けなくなります。
小さい音では上手に弾けても、大きな音を出そうと思うと途端に上手に弾けなくなるのです。
大きな音で美しく弾けるというのはとても重要です。表現力の差にもつながります。
よく言われることですが最も小さい音はどんなプロでも同じです。音量がゼロ(無音)になったときです。
そうすると、最も大きい音(フォルテ)を上手に弾けるか表現力の差になるのですね。
夜も右手は思いっきりギターが弾きたいですね。
では、夜中でも思いっきり弾けるギターがあるでしょうか。
そんな時におすすめなのが この記事で紹介するサイレントギターです。
ヤマハの最新のサイレントギターです。
左が SLG200S のアコギモデル
右が SLG200N のナイロンモデルです。
ヤマハのサイレントギターは今や私が語らなくてもよいくらい有名ですね。
大手楽器店ならどこにでも必ずおいてあります。
ヤマハのベストセラーモデルというだけでなく、ギター界でも近年これほどヒットしたモデルはないでしょう。
冒頭で述べたように、夜でも思いっきり弾けるギターというのはうれしいですね。
でも、、
このサイレントギターがヒットしたのは、単に夜に静かに弾けるという事以上の理由があります。
それはこのサイレントギターのライブ用のギターとしての価値です。
このサイレントギターに搭載されているピックアップシステムがなかなか優秀なのです。
これをそのままスピーカに通してライブで使ってもなかなかの音がでるのです。
しかも、空洞のボディーでとても軽くエレキギターよりも軽く、ステージでアコギやガットの音を出せるというわけです。
しかも見た目もスタイリッシュですね。
しかもしかも お手も軽く持ち運びもものすごく便利です。
ヤマハのイメージビデオですが、こんな感じで日常で使えたらスタイリッシュです。。
FOR PRACTICE
FOR PORTABILITY
FOR PERFORMANCE
とありますね。 3つのPです。
練習にも、持ち運びにも、ライブにも というわけです。
プロのユーザーも非常に多いのです。
ジャズギタリストのリーリトナーは有名ですね。
フォープレイの大ファンの私には、はずせないギタリストの一人です。
有名どころだと、クイーンのギタリスト ブライアンメイ↓
マイクスターンも使っています。
上記の人たちはヤマハが公式に唱っていますが、それ以外にも沢山使っていますね。
山弦の小倉博和さんも使用しています。
このDVDのライブで使っているサイレントギターの音があまりにきれいすぎて、わたしもサイレントギターを買ったのでした。
このDVDでは スチール弦もナイロン弦もどちらの音も聞けます。
(余談ですが、この山弦のライブDVDはアコギ好きの方にはぜひ見てもらいたい、素晴らしい名盤です。
個人的にはトミーエマニュエルのライブに匹敵するくらいの感動したDVDです。こんなに自由にギターが弾けたらどんなにか良いだろうと思います。。)
このDVDで小倉さんが使っているのは
一番初期のモデル SLG100S とSLG100Nです。
わたしも初めてかったのはこの100シリーズでした。もう10年ほど前でしょうか。。
その後 SLG110S SLG110N というアップグレード版がでました。
そして2014年フルモデルチェンジとしてでたのが、先ほどの写真に登場した
SLG200S と SLG200Nです。
外観を見てみましょう。
まずはSLG200Sです。
新モデルでは ナチュラルフィニッシュ(NT)と タバコサンバースト(TBS)とブラック(TBL)の3色があります。これはサンバーストです。
美しい。。
新モデルはフレームも木目風になりました。サンバーストとあわせてモダンですばらしいデザインです。
造りもしっかりしていますね。。
この飛び出た部分をカッタウェイというかは微妙ですが、とても美しいです。
これにステージの照明が当たったら格好良すぎますね。。
存在感がすごいです。。
以前のものよりだいぶ高級感が増しましたね。
音はどうでしょうか。
ヤマハの公式動画ですが、この動画はけっこう参考になります。
搭載されているエフェクターの音や、マイクとピエゾのブレンドでどう音が変わるかがよく分かる動画です。
弾いているのはダニエルホーですね。
この動画でも解説されていますが、200シリーズになって、ヤマハの最新のSRTシステムが搭載された事です。
今まではピエゾだけだったのがマイクもミックスできるようになったのですね。
くわえてコーラスのエフェクターも増えました。
110の方が良い音だったという意見も聞きます。
確かにその気持ちも分かります。110の方がよりシンプルなシステムだったからです。
200は細かいミックスやエフェクトで調整できる分、音作りの幅が広まったため自分で良い音をある程度作る必要があると思います。
ピントがずれた調整だと110の方が良い音に聞こえるかもしれません。
私はどちらも弾きましたが、やはりトータルでは200の方がいろんな音が作れると思います。
個人的にはイヤホンをして ピエゾにほんのちょっとマイクをたして、コーラスをかけるとても気持ちがいいです。
見た目もやはり200の方が良いですね。
ただ若干の個体差があるのは否めません。。フレットやナットサドルがちょっと甘いものがありますね。。
私は自分で調整してかなり弾きやすくしましたが、心配な方は通販ではなく店頭で確かめた方が安心だと思います。。
もしくは簡単な調整にだすとか、、。
トータルの感想ですが、、
たとえばバンドや弾き語りで埋もれないライブ用のギターとしてもいいですね。
あるいは冒頭にあるような夜中の練習用としては良いと思います。
ただ、ソロギター用のライブ用ギターとしては、やはり物足らないですね。
やはりそれなりのギターにそれなりのピックアップをつけないと満足な音はでません。。
リバーブをかけて遊ぶのには良いと思います。あくまでも、メインギターとしてではなく、サブの遊び用といった感じです。
メインギターがあって夜中にも思いっきり弾く為に、あるいはたまに弾く遊びのライブ用にはかなり良いですね。。
ではナイロン弦はどうでしょうか??
じつは個人的にはナイロンのサイレントギターの方がかなり好評価なのです。。
SLG200Nを見てみましょう。
こんどはトランスルーセントブラック(TBL)という塗装です。
黒のつやありですね。
個人的にはナイロンの甘い音にこの刺激的なルックスのギャップが良いのです。
やはりスタイリッシュですね。。
サイレントギターのナイロンモデルは初期のモデルからかなり使える印象です。
鉄弦とちがってナイロンはピックアップ乗りもよく比較的簡単に甘くてよい音が作れるのですね。
マイクスターンがナイロンを弾く動画ですがよいですね。。
クラシックが完全メインの人より、ジャズやポップスにつかうエレガットとしてはかなり良い性能だと思います。。
ガットはネックの厚みの好みが大きく分かれると思います。
元々クラシックで来た人は あの厚いネックが良いと思いますし、アコギやエレキがメインの人は薄い方が良いといいますね。
あたらしい200のナイロンはちょうどその中間といった感じでしょうか。
以前は 100と110はうすく 120と130は厚みがありましたね。
ステージ用のガットギターで生鳴りが要らないんだったら、このナイロンモデルはかなりお勧めできますね。
有名楽器店にはどこにでもあると思いますので、ぜひ皆さんも試してみてくださいね。
(現在 在庫しているギターは こちらから)
初期型はS/N比(無演奏時のザーっと言う雑音)が気になり手放しましたが最新型はこの用な事はかなり抑えられてますでしょうか?
返信削除宜しく御回答お願い致します。