予算にもよりますが、せっかくなら一番自分に合った音色のモデルを見つけたいとおもいますよね。。
さまざまな情報も役立ちますが、やはり実際に弾いて自分の右手のタッチで確かめられるのが一番です。。
スタジオエムでも遠方からわざわざ試奏にこられる方がおられます。
東京近辺でしたらホーボーズさんもかなり在庫がありますね。以前お邪魔した時にもフォルヒを弾き比べている方がおられました。
でも地方の方だと、なかなかいろんな種類のフォルヒを同時に引き比べられる機会は無いかもしれません。
実は前回のレッスンの際に、たまたまちょっと変わった材料のモデルが沢山ありました。
なかなか試奏に来れない方の為に あくまでもサンプル程度ですが、簡単な動画を作ってみました。
この動画で 好みをしぼって 試奏にいくのも良いかもしれませんね。。
今回試したモデルは、5本です。
まずは、
写真右のG23 LRCT ERITE
そして左は G21 SWCT です。
そして、
3本目は 写真右のG23CGCT ERITE
4本目は 写真左の G23 AGCT
そして最後はOMの良さ&イングルマンの良さを知っていただきたくて、
OM34 ERCTです。
早速動画にいきたいのですが、その前に少しだけ言い訳を。。
今回は正直音質はそこまでよくありません。。
iPhoneの内蔵マイクで即席で撮ったものです。
時間があれば上のスタジオでコンデンサーマイクを立ててやりたかったのですが、忙しかったもので、ごめんなさい。
でも イヤホンで大きめの音量で聞いていただければ、かなり分かっていただけるかもしれません。
もともと 同じメーカーの材料の違いですので、これを聞き分けられたらかなり耳が良いですね。
さて、、皆さんの好みの音はあるでしょうか。
イヤホンの準備はよろしいでしょうか。。では聞いてみましょう。
いかがだったでしょうか?
何度も聞いてみると面白いと思います。
耳の良い方は きっと違いがはっきり分かった事でしょう。。
最初の4本は材料以外はサイズが同じですので、材料の違いが出て面白いですね。。
一つずつ簡単に解説してみましょう。。
一本目は G23 LRCT ERITE です。
アルパインスプルース インディアンローズウッドです。

柔らかい音ですね。 音の心よりも余韻がまとわりつく感じです。
いわゆるふわっとした鳴りですね。プレーン弦に丸みがありますね。
系統はイングルマンに似ています。
二本目は G21 SWCTです。
シトカスプルースにウォルナットです。21なのでつや消しですね。

1本目と明らかに音が違います。
直線的で芯がある鳴りです。倍音は少なめで、プレーン減にキレがありますね。
強いタッチやストロークには向きそうです。
同じメーカー同じサイズなので音量はほぼ同じですが、つや消しはやはり鳴りますね。
シトカスプルースの切れ味にウォルナットの適度な重さがプラスされている感じです。
つぎは、G23CGCT ERITE です。
シダー とマダガスカルです。

2本目と好対照ですね。音量が出ますが、直線的な鳴りではなく、並が大きく揺れる感じの鳴り方です。
右手のタッチが 弱めの人でもしっかりとした音量が出せると思います。
マダガスカルの余韻がいいですね。ハーモニクスのところがとてもきれいですね。。
ゆったりとしたソロギターをするにはかなり良いギターです。
強い入力をするストロークにはあまり向かないかもしれませんね。
ちょうど CGCT と SWCT の両極があって、その間が1本目のLRCT といった感じでしょうか。。
4本目は
G23AGCTです。
アディロン マダガスカルですね。

アディロンはやはりパワフルです。しかも音が粘る感じです。
この個体はかなり弦高を下げていますので、ほかのモデルに比べると音量は出ないはずですが、それでも、音圧はすごいですね。
この弾きやすさではかなりすごいです。
ネックアングルが少し残念ですので、ちゃんと調整したいギターでした。
さて最後は
私のおすすめ
OM のフォルヒです。
これはOM34ERCTです。
ビンテージシリーズで しかもトップがイングルマンというレアなモデルです。
いかがでしょう!この音量は良いですね。
録音環境は5本とも全く同じですよ。
しかもOMなので 線が太くレスポンスが早いです。
プレーン弦も前に出ていますね。
途中で一瞬6弦のCの解放の音が出ますが、太い音ですよね。。
ちゃんと調整された状態だと低音の出るOMは魅力的ですね。
OMにちょっといい材料を使うというのは良い選択肢なきがしますね。
さていかがだったでしょうか??
録音環境が良くないので、実際に弾いたときの違いはもっとはっきりしていますよ。。
今回はかなり個性的なラインナップだったので、この中から好みを見分けて、試奏にいくのも良いと思いました。
ちなみに 2017年 4月のサウンドメッセにはフォルヒも出店します。
今回は、フォルヒの工場長のピータフォルヒさんと、デモストレーターのアレックスケイバッサーというギタリストも来日します。
フォルヒさんに直接どのモデルが良いか聞いてみるのも面白いかもしれませんね笑。
多分 サウンドメッセにはいろんな材料のフォルヒが並ぶと思います。
私も多分ブースにいると思いますので、よければ声をかけてくださいませ。
(追記 2017 7月)
いつも、たくさんのアコギ好きの方からご質問をいただいています。
とりわけフォルヒの詳しい仕様や、予算の中で自分のスタイルにあったモデルはどんなものか相談を受けることもよくあります。
スタジオの在庫の中から、状態の良い個体を選んでください みたいなのも意外に多いです。
そんな流れを経て、またスタジオMからの依頼も受け、私のこのページでも正式にフォルヒをご案内できることになりました。
しかも、私は個人でやっているフリーな講師なので、その時々によって違いますが、結構いろんな特典をつけれます。プレゼントや調整、あるいはここに書けないこともできるかもしれません。。
フォルヒのご購入や、オーダーのご相談はいつでも受け付けています。
どんな小さな悩みでも遠慮なくどうぞ。もちろん今まで通り購入に関係ない質問も遠慮なくいつでも送ってください。
ここには書けない情報やデータも実はかなりストックしております。。
実際にフォルヒのチェコ人の社長に聞いたことなど裏情報もたくさんありますので。。
取り扱いですが、具体的には総代理店で在庫している完成品のフォルヒは全てこの教室経由でも購入できます。
スタジオMでいつも全てのモデルをネットに出しているわけではないので、その時に在庫しているモデルをご案内できます。
また、オーダーも受け付けていますよ。
どちらもこの教室だけの特典がありますので、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。ご質問はこちらまで)
フォルヒはネックの仕込み角度残念なやつ結構あるのですか?前所有していましたが、ネック真っ直ぐにして12f1弦を2mmにして調整したのですが、それですでにサドル高低くするの限界でした。結構仕込み角の個体差あるのですか?
返信削除コメントありがとうございます!
削除個体を見てみないと分かりませんが、ネックが起きている可能性があります。
フォルヒに限らず鳴りの良いギターは、シビアに管理しないと、ネックがおきて正常なネックアングルじゃなくなるものが多いです。
詳しくはいただいたメールに返信いたしました。良ければ参考にしてくださいませ。